おお、ひやい!
昨日、黒尊上流から「雪便り」が届き、まだ11月なのに、まだ紅葉が終わっていないのに・・・と思っていたら、今朝は口屋内の山にも雪がうっすら。
急な冷え込みにふるえながら、柚子の皮をじっくり炊き込んだ「柚香(ゆこう)」、猪肉のコロッケづくりをしました。22日の「黒尊むらまつり」の出店準備に追われています。
農家レストランしゃえんじりの、メニュー・季節の食材・お客様の声、そしてその中から日々感じることをつづります。
昨日、黒尊上流から「雪便り」が届き、まだ11月なのに、まだ紅葉が終わっていないのに・・・と思っていたら、今朝は口屋内の山にも雪がうっすら。
急な冷え込みにふるえながら、柚子の皮をじっくり炊き込んだ「柚香(ゆこう)」、猪肉のコロッケづくりをしました。22日の「黒尊むらまつり」の出店準備に追われています。
しゃえんじりの料理で、お客様から「これは何ですか?」と聞かれる食材のベスト3に入るのが、「くさぎな」。
名前のとおり、非常に強いにおいがします。「良い香り」とは言いがたく、一言で言えば、「くさい」葉っぱです。
春の若葉を摘んで、ゆがいて冷凍保存をし、通年で炒め物にして使います。ほろ苦くて、ちょっと大人の味です。
ごはんとの相性が良く、温かいごはんの上にのせて食べると、食が進みます。
しゃえんじり周辺の里や山に自生しており、いくらでも見かけますが、臭いの主張は強くても、姿形は、ごくごく一般的なので、気づかない人も多いようです。
そのくさぎは秋になるときちんと主張した花と、そして実をつけます。
ああ、これなら良く見かける・・・でしょ?
近年、このくさい葉っぱさえも「鹿」が食べつくしており、我々は、鹿の残りを頂いております。
ちなみに、「これは何ですか?」の食材ベスト3の後二つは、りゅうきゅうとイタドリですが、これらについてはまた今度。
いらっしゃいませ!・・・といっても夜の交流会のために、会場の四万十楽舎に料理を運んだの だから、お客さまを迎えたような・・・おきゃくに行ったような・・・
何でも四国四県の持ち回りで、グリーンツーリズムに取り組んでいる人やグループや担当行政職員が集まっての研修会(フォーラム)を、四万十川を含む幡多地域を会場に開催されたものだそうで、地元ということで、交流会の料理のご注文を頂いたわけ。
日ごろバイキングに出しているようなメニューで・・・というご注文。ハテサテ困った!日ごろ出しているものといえば、野菜たっぷり、というよりも野菜ばっかし!。酒の肴になるようなものではない。土佐の夜の交流会は、なんと言っても主役はお酒、その肴が野菜ばっかり・・・というのはいかがなものか?
それでも、ご注文に沿ったメニューをということで、
この夜の献立は
田舎寿司(はす芋・筍・ミョウガ・いなりずし・高菜) 栗ごはんのおにぎり アメゴの甘露煮 川エビのかき揚げ 鹿肉の酢豚風 ぜんまいの炒め物 イタドリの炒め物 くさぎなの炒め物 里芋と大根の煮物 大根なます なばなの白和え 柚香 ツガニ汁 柚子と紫蘇の寒天
また、土佐流の「おきゃく」は、食べずに飲むというのが主流なので、そのあたりを心得て、料理の量を加減したのだけれど、気持ちよく大皿が空っぽになるのを見ながら、内心ひやひや。
ましてやここは 四万十楽舎、新たに作り足すことも出来ない。
でもいつの間にかやっぱり土佐流おきゃくになっていて、三原村から届いたどぶろくに、皆さん良いかげんになっておりまして、こちらもホッ。
きっと、皆さん、残さずに食べてくれたのは、おいしかったからよね。
どうもありがとうございました。